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自律神経失調症(人にもよりますが、全身にわたって症状が現れることもあるでしょう)は食事療法で治すことが出来るのでしょうか?

過剰なストレスや不規則な生活、疲れや睡眠不足が原因で、自律神経は乱れてしまってます。自律神経の乱れを改善させるには、カウンセリングや薬物療法なんかの治療に代表されるようにすよね。しかしながら、偏った食生活(きちんと決まった時間に栄養バランスのとれたものを食べるというのが理想です)を送っていた場合、免疫力を低下させて、ストレスにも弱くなり、自律神経の乱れを悪化させてしまってしまうケースもあるでしょう。

自律神経失調症の食事療法とは、最初に乱れた食事習慣を元に戻し、規則正しく良いバランスで食事をする事から始めなければならないのです。そして、大量に消費されているであろう栄養分を充分に補ってあげる必要がありますよね。自律神経失調症には、ストレスが大きく関係しますが、強いストレスがかかると、ビタミンB群が大量に消費されます。

ビタミンB群には神経の働きを正常に保つと言った効用があります。ビタミンB群(ビタミンB複合体と呼ぶこともあります)を補うには、豚肉、レバー、鰻や鯖などの食物を摂る必要があるといわれているのです。また、自律神経をコントロールするのに必要であるビタミンAは、レバー、春菊、モロヘイヤなどにたくさん含まれます。

自律神経をコントロールし、抗酸化作用(体内で生成される抗酸化酵素や体外から摂り入れる抗酸化物質がその働きをします)をもつと呼ばれているビタミンEを摂ろうと思ったのなら、穀物の胚芽を食べると良いですよ。

副腎皮質ホルモンの分泌(免疫力向上)を助ける働きのあるビタミンCを摂るのならば、ピーマンやホウレンソウがオススメです。カルシウム(出血を止めたりする働きなどもあり、生命活動の維持のためにも必要不可欠な栄養素です)も精神を安定させるのに大切なんですね。

牛乳(最近では、給食のメニューに含まれていない学校もあるのだとか)、大豆製品(納豆がダメなんて人も少なくないですね。最近ではニオイを抑えた納豆も人気です)、小魚、乳製品などを可能な限り毎日摂るようにしましょう。